ご存知の方もいらっしゃると思いますが
ウチには2匹の爬虫類と両生類1匹がいます。
ホシガメのビリー
ツノガエルのカリステモン
(レオパードゲッコー)
ヒョウモントカゲモドキのルピナス
この3匹の中で私が一番溺愛しているのは
愛嬌たっぷりのヒョウモントカゲモドキのルピナスです。
たまにケージから出してハンドリングさせたり
室内をお散歩させたりしていたので
ちょっぴり犬猫のような感覚でした。
そのルピが神経障害を発症しました。
体が強張って反り返り、手足の感覚が麻痺し
普通に歩けなくなりました。
一番酷い時には手足が棒のようになり
体を支えることが出来ないのでひっくり反ってしまい
目を離せない状態でした。
ヒョウモントカゲモドキは強いストレスを感じると
自分の尻尾を自切します。
夜、私が寝ている間に自切していました…。
尻尾に脂肪や栄養をため込んでいるので
それを自切してしまったので体力も落ちてしまいます。
幸い近くに爬虫類に詳しい獣医さんがいるので
診てもらうことができました。
ビリーもたまにお世話になってます。原因は感染性・中毒性・外傷性などによるものや
遺伝などがありますが結局のところわかりません。
いろいろ調べるとルピ(約1年半)と同じ年齢の個体で
神経障害を発症することが多いみたいです。
私は飼育環境ではなく遺伝性だと思っています。初診時「もう末期だよ」と言われました。
その日は注射をして貰い
自宅では嫌がるルピの口を開けカテーテルを入れて
流動食を少しづつ流しこみました。
涙が出ました。
目も開けられないほど朦朧としているのに
暴れ嫌がる姿が可哀想で泣きながら口を開けました。
こんなに辛い思いをさせてしまうなら
安楽死させたほうがいい…
衰弱していくのを看取るほうがいい…
答えが出ませんでした。
強い覚悟が出来ない以上
今できることをするしかないと思いました。
状況はあまり変わらぬまま
覚悟を決めて翌日も病院へ連れて行きました。
「昨日よりちょっとだけ回復したかな??」
その言葉に凄く救われました。
「でもこの状態から完治・根治させることは無理」
「この先も一進一退。長期戦になるよ」
この時点で私の覚悟は決まりました。
やれることは全部やる!翌日からは自分で注射を打つことになり
数日分の薬と注射器を貰って帰りました。
やる気になれば注射も出来ました。
流動食を作るのにコオロギのお腹を素手で裂いて
中身を出すことだってできました。
ルピのためなら何でもできると思いました。
数日経過し少し回復してくれました。
今はカテーテルを使わずに口から少しづつ
流動食をなめてくれるようになりました。
まだ弱々しくてきっと元には戻らないと思うけど
もうひっくり返ることはありません。
あの時心が折れて安楽死や尊厳死を選んでいたら
きっと私は楽だったと思います。
でも、悔いは残ったハズ…。
現実問題もあります。
流動食を作って10ccなめさせるのに朝晩各1時間強
薬(注射)代が1日あたり約1000円
いつまで続くのか先は見えません。
こんなことがあったのと同時期に
安楽死を選んだアメリカ人女性のニュースがあり
彼女はきっと「自分で選んだ死」に
悔いはないんだと思いました。
ルピが話せるならどうして欲しいんだろう。
ルピに選ばせてあげたい。
ペットのみならず人間もいずれ訪れる死。
生かし続けることが全てではないけれど
自問自答を繰り返しながら
私は出来うる限りの介護をしたいと思います。
長々と…
ダラダラと…
書いても書ききれない気持ちがいっぱいです。
ここまで長文にお付き合いくださり
ありがとうございました。
ネイルチェンジの頻度が少し落ちてましたが
ルピも少し安定してきたのでボチボチ
通常営業しようと思います。
次回の更新もまたスタンプかな (*^-^)
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